巡検報告-2018

高尾山巡検

実施日 2018年5月26日(土)
参加学生 1年生80名
調査地 東京都八王子市 高尾山およびその周辺地域
引率教員 森島 済 教授,江口 誠一 教授,任 海 准教授,TA:大山 駿,神居 幸恵,渡邉 稜也

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 本巡検は,地理学科1年生専門科目「自主創造の基礎1」の野外実習として,現地調査における地形図の判読と,機器の基礎的な使用法の習得を主目的として実施された。東京都八王子市の高尾山は都市近郊にありながら,多様な自然や文化がみられ,観光地としても注目されている。当日は,TAKAO 599 MUSEUM前で朝10時に集合した後,クラスごとに出発した。登山道は1号路,4号路,6号路,稲荷山コースの中から選択した。

地形図判読の実習として,尾根・谷地形と等高線を比較しながら行程を進めた。途中,記念碑や三角点などを地図上で確認し,自らの位置を把握する手掛かりとした。植生記号と現況を比較し,1号路の山麓部における針葉樹林は,植林されたスギやヒノキが主で,南側の稲荷山コース周辺の広葉樹林は,コナラやクヌギなどの雑木林であることを確認した。

実測作業として,班ごとにクリノメーターを用いた地層の走行・傾斜の測定を行った。対象とした小仏層群の粘板岩の地層は傾斜が急であることから,褶曲のようすを観察した。また,ハンドレベルを用いて登山道の比高を計測した。得られた結果は,等高線や他班の数値と比較し,精度を検討した。

以上の観察,計測を行いながら山頂を経由し,下山は15時ごろであった。当日はくもりがちで,行動しやすい天候であった。1年生にとっては初めての巡検・フィールドワークであり,不慣れな部分もある中,意欲的に行動していた。当巡検での経験が,これからの学習の基礎となると期待される。

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地図記号と現植生の対応を確認 クリノメーター実習の様子 比高計測法の説明を受ける ハンドレベル実習の様子
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